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見なくなった風物詩14「自転車横乗り習得」

自動車等の乗り物が普及した現代も自転車ほど便利なものはない。しかし、この自転車は優秀な人間であってもなぜか練習しないと乗れない。

今の子供は、幼児期から三輪車、補助輪つき小型自転車でしかも体の大きさにあった自転車で練習できるので知らず知らずのうちに乗れるようになる。

かつて子供用の小型自転車が無いころは大人の自転車で練習をしたものだから子供が大きな自転車を扱うのは大変であった。

まず、自転車を引くことからはじめ、扱い慣れてきたらいよいよ乗りの練習、とは言ってもサドルに乗るのではない、足が地に着かないのである。

そこで誰が考えたのか知らないが、三角フーレーム部を横から片足を突っ込み、ペタルを踏んでみる。そうすると少し前へ進む、これを繰り返しながら、次は自転車で一番難しいバランス練習だ。

普通でも難しいバランス練習を横乗りで行うのですぐに転んでしまう。何度転んだか数え切れない。時には田圃に落ちたりして体中傷だらけ状態であった。そうこうしているうちに横乗りがマスター出来るころにはもう自転車扱いにも慣れて、足が少しくらいとどかなくても乗りこなせるようになったものだ。今も膝の傷口を見るたびに自転車とともに田圃に転げ落ちたことを思い出す。

当時は運搬車というガッチリしてチョット大型の自転車が人気であった。その後、三角フレームのない婦人乗り自転車なるものが現れ、女性が乗る時に片足を高く上げなくてもお上品にしかもお着物でも乗れるようになり、更に自転車が普及した。

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